guriのブログ

セキセイインコとの日々を綴ります。今は精巣腫瘍との闘病の記録です。

声と身ぶり

毎朝、部屋のカーテンを開けると、囀りながら止まり木を左右にステップを踏むように動いています。朝が本当に待ち遠しい様子は変わりません。


青菜などをあげる際にも、狭い籠の中を動き回ってアピールしています。青菜をキッチンの流しでゆすぐ際の水音で察知しているようで、青菜を見る前から盛んに動いて待っています。


細川博昭『インコの心理がわかる本-セキセイインコとオカメインコを中心にひもとく―』(誠文堂新光社、2011年)によると、飛行に適した体型となるべく、鳥には人間とは異なって表情を作るための筋肉がほとんど存在していないとのこと。顔の表情の代わりに声と身ぶりで意思を伝える動物なのだそうです。上のような行動で喜びや期待を示しているのだなと感じます。


同書を読むと、今までわからなかったことを色々知ることができます。例えば、夜寝る前に、嘴をこすり合わせてギョリギョリと音を立てることがあります。ボレー粉を噛むような音なので、食べ物を反芻しているのかとずっと思っていましたが、眠い気持ちを示すサインとのこと。インコのことを今だにわかっていないことに気づかされます。


インコは感情と多くの記憶をもって、気持ちを飼い主に示しているのですね。

飼い主の心配した表情や声からインコも不安を感じてしまうことも記されていました。「いつも通り」の気持ちを大事にしたいと思います。


行動の変化

ここ数日は放鳥すると、私の近くでじっとしている時間が多くなりました。今日も近くに来たので、指で撫でてみると、素直に応じて心地よさそうにしていました。以前はこのようなことはありませんでした。


以前言及させていただいた、細川博昭『うちの鳥の老いじたく』にも老鳥が様々な不安から人間との距離を縮める態度をとるようになる変化が記されています。

きっと病気の不安から、ぐりの態度も変わってきているのだと思います。


上記の本には、撫でたり、かまったりすることで、鳥の心の表層から不安が消えることも書かれています。

せめて不安くらい除いてあげられればと思います。


食欲は変わらず旺盛です。シードの入った袋を見ると、外に置いたものではなく、袋の中に身体を入れて中身を食べます。


シードの中でも好きなものとそうでもないのがあるようで、いつもよりわけて食べています。

袋の中のたくさんのご飯を見て、多少とも喜びを感じてくれたらなと思います。


夏の日々

8月に入り、急に連日の猛暑となりました。

インコも夏場は暑さがつらいようで、羽を広げたり、水浴びをしたりして体温を調節しています。


あまりに暑い日は、籠の中に水浴び用のプールを置くと喜んで中に入ります。

プールといっても足がちょっと浸かる程度の水量にしており、姿勢を低くして胸を水につけるようにしながら少し羽ばたいて水浴びをします。


今年も時々水入れで水浴びしている姿を見ましたが、一緒にセミの声を聞いている時間が最も夏らしさを感じます。


日々の思いを残しておこうと思い始めたブログでしたが、ご覧いただき、どうもありがとうございます。