guriのブログ

セキセイインコとの日々を綴ります。今は精巣腫瘍との闘病の記録です。

旅立ちから1年

ぐりが旅立ってから明日で1年となります。
旅立った前後のことをよく覚えており、今の季節の気温や気象のなかで過ごしているとさまざまなきっかけであの頃のことを思い出します。
日に日に進行していく腫瘍の拡大に対してただ見守るしかなかったその日々を思うと、いまだにもっとなにかしてあげられたのではないかと後悔は尽きません。


悔むことの一つに病院のことがあります。
一緒に飼っているメス鳥もぐりと同時期に病気が見つかり、お腹が大きくなっていきました。卵管嚢胞という病気です。ただ、精巣腫瘍とは違って投薬(注射)によって進行を遅らせることができるそうです。
実際にその治療によって腫瘍の大きさが小さくなりましたが、通院していた病院ではその薬剤がコロナの影響で入手できなくなったとのことで、やめたところどんどんお腹が大きくなっていきました。ぐりが亡くなってからしばらくした10月下旬頃にはいよいよお腹がふくらんで再度診てもらったところ、薬剤は手に入らないし、余命もなくあとは自宅で看取るようにと言われました。


ですが、薬剤がどこにもないというのが信じ難く、少し離れた場所にあるより大きな小鳥専門病院に行ったところ在庫があり、以後今まで通いながら治療を続けています。写真は最近の様子で、発情抑制の効き目が出て換羽が進んでいる状態です。お腹は多少大きいですが、以前のように苦しんでいる様子はありません。余命宣告を受けてから10ヶ月も生きていることになります。


オスとメスでは治療や薬剤の効果に相違があることは知っていましたが、ぐりも早くその小鳥専門病院に連れていってあげられたらと悔やまれます。通っていた獣医さんは無駄な治療はしないという方針でしたので、ぐりにはこの注射も含めて治療はしてもらえませんでしたが、今の病院の獣医さんは諦めずに向き合ってくださっています。


小鳥の治療について、その小鳥や病院によって違いがあるので一概に言うことはできませんが、後悔しないよう治療をしてくれる病院を探すことは大切と思います。一つの病院の方針にすべて納得するのではなく、諦めずに治療先を探してあげられたなら、ほんの少しでも苦しい時間を止めることができたのではないかと思います。個人的な経験ですが、多少ともご参考になればと思います。


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